野原 光 著
現代の分業と標準化
  
フォード・システムから新トヨタ・システムとボルボ・システムへ

目次

はじめに
前編 分業労働とテイラーリズム
第1章 問題の所在
 第1節 分業の問題点
  
第2章 労働過程の本来的構造とテイラー的分業
 第1節 労働過程の本来的構造
 第2節 工業労働の基本性格ー前もっての決定と標準化
 第3節 テイラー的分業による労働過程の変容
 第4節 日本の工場におけるテイラー的分業の変質

第3章 テイラーリズムと労働者ーシモーヌ・ヴェイユの工場労働論
 序節 テイラーリズムによる内面的不幸と社会的隷属
 第1節 テイラーリズムの労働の社会的位置づけ
 第2節 テイラーリズムの労働とその具体的特徴
 第3節 テイラーリズムが作り出す労働者の内面世界の特徴と構造
 第4節 労働者の内面世界が労働者に引き起こす自己意識
 第5節 自己意識への労働者の第一次的反応
 第6節 まとめーテイラーリズムのもたらす労働者の内面世界

後編 現代産業労働における分業と標準化の諸形態
第4章 フォード生産システムと現場作業
 第1節 フォード生産システムの原型
 第2節 フォード生産システムとテイラーリズム
 第3節 フォード生産システムにおける現場作業
 第4節 フォード生産システムの歴史的性格

第5章 トヨタ生産システムと現場作業
 第1節 トヨタ生産システムの基本構造
 第2節 トヨタ生産システムにおける現場作業
 第3節 標準作業の断片性の深化

第6章 新トヨタ生産システムと現場作業
 序節 新トヨタ生産システムとリーン・プロダクション
 第1節 従来の作業組織編成の問題点ー企業の自己診断
 第2節 工場作業組織編成への新しい概念=「完結工程」の導入
 第3節 作業組織再編成=完結工程化の事例
 第4節 完結工程概念導入の効果

第7章 リフレクティブ・プロダクションと現場作業
 第1節 生産システムとしてのリフレクティブ・プロダクション
 第2節 対象の認識ー作業の認知的側面
 第3節 対象認識と行為(組み立て作業)の架け橋ーMental Mapsと作業モジュールの内容確定
 第4節 行為の推進ー作業の行為的側面
 第5節 リフレクティブ・プロダクションにおける標準化の性格
 補節1 ウッデバラ工場の概況
 補節2 暫定的考察ーウッデバラ工場へのベルト・コンベア・システムの再導入

終章 結論と展望にかえて
 第1節 諸生産システムにおける構想と実行の分業の諸形態
 第2節 諸生産システムにおける標準化の諸形態
 第3節 人間の二分法を越えて

補章 生産システムとその存続の社会的条件という枠組みの設定
     ー暗黙の認識的枠組みと調査で特定される事実
 第1節 暗黙の認識的枠組み
 第2節 暗黙の認識的枠組みの再検討を促した諸契機
 第3節 認識的枠組みの再設定ー生産システムとその前提条件
 第4節 再設定された認識枠組みと現実の突き合わせ
 第5節 まとめにかえて

参照文献
索引


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